女性だけじゃない!【はげ】に悩む男性もアウトバストリートメントを!
男性のみなさん。いきなりですが、アウトバストリートメントなるものをご存知でしょうか?女性ならほとんどの人が知っていたり実際に使用したりしています。
アウトバストリートメントとは、その名の通りお風呂の外で使うトリートメントのことを指し【洗い流さないトリートメント】とも呼ばれています。洗い流さないトリートメントならテレビコマーシャルなどで度々聞くフレーズなので、知っている人も多いでしょう。
その他にもアウトバストリートメントは同義語として「ヘアエッセンス」「トリートメントウォーター」「アフターバストリートメント」などと呼ばれています。
アウトバストリートメントは女性だけが使うものと思っている人もおられると思いますが、髪の毛の健康や、はげ予防を考えるのであれば男性にも是非積極的に使用していただきたいトリートメントとなります。最近では男性専用のアウトバストリートメントも販売されています。
アウトバストリートメントの役割り
アウトバストリートメントこと洗い流さないトリートメントの役割りは基本的には通常のトリートメント【洗い流すタイプのトリートメント】と同じです。
- 痛んだ髪の毛の修復
- 髪の毛に必要な栄養素の補給
- 髪の毛に艶・潤いを与える
- ドライヤーの熱から髪の毛を保護
などがあげられます。見ていただいてわかるように、どの項目を【はげ】を予防するには必要な効果となっています。
インバストリートメントとの違い
良くアウトバストリートメントとインバストリートメントの違いについての質問がありますが、どちらもトリートメントなので基本的にはその効果は同じであることを先ほど説明させていただきました。ただ、全てが同じという訳ではありません。
界面活性剤の使用割合
まず、最初に言えるのがトリートメントに含まれるカチオン界面活性剤の量の違いです。界面活性剤については【シャンプーの(洗浄成分)種類と若はげにおすすめなシャンプー】で紹介している通り様々な働きがあるのですが、簡単にいうと界面活性剤は洗浄成分の事となります。
界面活性剤はいろいろな種類がありますが、そのほとんどが刺激の強いもので、頭皮やその他の皮膚に残留してしまと、肌トラブルの原因になってしまうことがあるのです。そのため、「石鹸」「リンス」「コンディショナー」「インバストリートメント」は使用後に洗い流すことが前提として開発されています。
これとは逆に洗い流さないことを前提に開発されているアウトバストリートメントは、カチオン界面活性剤の量が少なく頭皮に優しく肌トラブル原因となることが少ないトリートメントとなっています。
髪の毛の内側?髪の毛の外側?
トリートメントには髪の毛に必要な栄養分を内側に浸透させる効果と髪の毛の外側をコーティングする役割を持ちます。髪の毛の内部を覆い隠すキューティクルはお湯やシャンプー剤を使用すると開く性質を持つため、インバストリートメントは主に髪の毛の外部より内部への栄養分補給を目的としている物が多くなっています。
逆に、アウトバストリートメントはタオルドライ後に行う物が多くこのタイミングではキューティクルは閉じ始めています。つまり、必然的に髪の毛の内部よりも外側のコーティングの役割が強くなる傾向があります。
こういった意味でも、アウトバストリートメントはタオルドライ後のドライヤーからの熱や翌日の紫外線(UV)対策として効果的と言えるでしょう。
アウトバストリートメントおすすめランキング
以上がアウトバストリートメントの概要になります。ただ、アウトバストリートメントはさらに細かく種類が分かれています。ここからは最もはげ予防に最適なアウトバストリートメントの種類をランキング形式で紹介していきます。
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オイルタイプ
まず、最初におすすめしたいのがオイルタイプのアウトバストリートメントです。オイルタイプは外部刺激から髪の毛を守ることに特化した洗い流さないトリートメントです。仕上がりは艶やかでサラサラな質感となります。
【紫外線】【アイロンの熱】【ドライヤーの温風】等の外部刺激からしっかりと髪の毛を保護します。ただ、コーティング性能が優れている分、トリートメントとしての補修力は低いのが一般的です。インバストリートメントでしっかりと補修した後にオイルタイプのアウトバストリートメントを使用することで、潤いや栄養分の流出をガッチリガードしてくれます。
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クリームタイプ
クリームタイプは髪の毛にとても馴染みやすく保湿力と補修力に優れたアウトバストリートメントとなります。現状の傷んだ髪の毛を補修するのに最適なトリートメントです。髪の毛の仕上がりは、潤ってまとまりやすくなります。
ただし、オイルタイプ程コーティング力が強くないため、外部刺激に対する耐性が少し低くなっており、【ドライヤー】や【ヘアアイロン】のしすぎには注意が必要となります。
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ミルクタイプ
ミルクタイプはクリームタイプと特徴が似ていて、保湿力と補修力に優れたアウトバストリートメントとなっています。あえて違いを言うなら、クリームタイプよりもさらに保湿力や補修力がUPし、逆に外部刺激から髪の毛を守るコーティング機能が低下しているようなイメージです。※成分によって異なります。
つまり、現状の髪の毛が著しく痛んでいる場合や乾燥がひどい場合に適したトリートメントとなります。もちろん、その分外部刺激には注意する必要があります。
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スプレータイプ
次に紹介しているミストタイプ同様スプレータイプのアウトバストリートメントは最も手軽に利用できるトリートメントの1つです。ベースはオイルタイプと同様、補修よりも外部刺激から髪の毛を守ることを軸にしたものが多く販売されています。特にスプレータイプのトリートメントには、紫外線(UV)耐性に特化したものが多く夏場のレジャーや屋外での作業等が多い方にオススメです。
また、オイルタイプやクリームタイプと違いボタンを押すだけでトリートメントが噴霧されるので手を汚さず使用することができ、お風呂上りだけでなく学校や職場などの休憩の合間などに手軽に使用することができます。その分付けすぎにも注意が必要です。メーカーや種類によって用法用量が異なるので、必ず説明書をよみ適正にしようするようにしましょう。
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ミストタイプ
ミストタイプは手動で噴霧する必要があるため必然的に油分ではなく有効成分が水に溶け込んでいる物が多くなります。水分ベースため髪の毛に馴染みやすくトリートメントの有効成分が髪内部に浸透しやすいのが特徴です。仕上がりは数あるアフターバストリートメントの中でも最も軽い仕上がりとなります。
またミストタイプは手軽に使用ができるところがポイントでお風呂上りの利用はもちろん、忙しい朝の通学や出勤前の寝癖直しにも活用することが可能です。もちろん油分ではなく水分ベースで構成されているためドライヤーなどの熱には弱いです。
その他にはジェルタイプやゲルタイプのトリートメントがあります。これら2つは他のトリートメントと比べると非常に粘性が高くなっているのが特徴です。そのため、トリートメントをしながら髪の毛をアレンジできるスタイリング剤としても良く使われています。
まとめ
髪の毛はとても傷つきやすく「紫外線」や「髪の毛どうしの摩擦」などにより、何もしなくてもダメージを受けています。「ドライヤー」「脱色やカラー」「パーマ」などは言うまでもないでしょう。
これらは髪の毛の健康を阻害し【はげ】が進行してしまう場合があります。髪の毛は死んだ細胞なので皮膚とは違い【自己防衛】【自己修復】機能がありません。これらの機能を補うにはアウトバストリートメントが最適なのです。
【はげ】が進行して守るべき髪の毛が少なくってからでは予防も何もできません。今からでも遅くはありません。はげ予防のためにアウトバストリートメントで髪の毛の補修と外部刺激対策をはじめていきましょう。