円形脱毛症
円形脱毛症はストレスなどが原因で髪の毛を含む体毛の一部分が円形に抜け落ちてしまう自己免疫病の1つとなります。
最も発症率の高い脱毛症AGA【男性型脱毛症】とはその原因が根本的に違うため、プロペシアやミノキシジルなどの【はげ薬】で治癒することはないとされています。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症は自己免疫病と呼ばれています。
自己免疫病とは、本来体外から侵入するウイルスや菌などを攻撃してくれる身体の防衛システムが何らかの原因により、自分自身の身体を攻撃してしまう病気のことをさします。
円形脱毛症の場合は身体を守る働きを持つ陽性リンパ球が毛根を攻撃してしまうことで起こります。攻撃理由は現段階では詳しく分かっていませんが、日常的に強いストレスを感じている場合発症率がUPすることが知られています。
ただ、ストレスをほとんど感じていない人や赤ちゃんでも円形脱毛症になる場合がありストレス以外にも何らかの要因あると思います。
また、髪の毛の構造で説明しているように髪の毛と爪は見た目や硬度は異なりますが、同じケラチンと呼ばれるアミノ酸が結合したタンパク質で構成されています。そのため、円形脱毛症患者は髪の毛を含めた体毛以外に爪も凹んだり歪んだりその影響を受ける場合があります。
円形脱毛症の種類
円形脱毛症は細かく【単発型】【多発型】【全頭型】【汎発型】の4つの種類に分けることができます。
単発型
ごくごく一般的な円形脱毛症でその大きさは様々ですが、円形もしくは楕円形に脱毛が進行してしまいます。その大半は自然治癒しますが、場合によっては他の型に移行する場合があります。
多発型
単発型が2つ以上同時に発症する型となります。場合によっては2つ以上が重なりさらに大きな脱毛面積になったり、多発融合型と言って髪の毛全体が抜け落ちる【びまん性】や蛇のように長細く脱毛する【蛇行性】などのいろいろな脱毛症状が現れる場合もあります。
全頭型
多発型が複数重なり髪の毛のそのほとんどが脱毛してしまう症状。
汎発型
髪の毛と同時その他の体毛【すね毛・ヒゲ・眉毛・わき毛・陰毛など】が抜け落ちる症状のことをさします。もっとの治癒しづらい円形脱毛症で悪性円形脱毛症や全身脱毛症とも呼ばれています。