脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症【しろうせいだつもうしょう】は皮脂の過剰分泌が原因で毛根部分が炎症を起こし脱毛を引き起こします。また数ある脱毛症のなかでも発症する確立はきわめて低く、脱毛症で悩む人の1%にも満たないといわれている脱毛症ですので、とりわけ神経質になる必要なないでしょう。

脂漏性脱毛症【しろうせいだつもうしょう】の原因

脂漏性での脱毛は大量に分泌された皮脂をエサにマラセチア真菌と呼ばれる誰にでも存在する常在菌が大量発生することにより起こります。マラセチア菌が大量発生すると、頭皮(毛穴の中)を炎症させ脱毛を誘発させてしまいます。この時強い痒みや痛みを伴ったり脂を多く含む脂性フケが大量に発生したりします。場合によっては出血を伴うことさえあります。
※脂性フケについては、フケの正体!!原因は何?で説明しています。

常在菌イメージ画像もう少し詳しく説明すると、過剰に分泌された皮脂を栄養としマラセチア菌が大量に発生。大量に発生したマラセチア菌はリパーゼと呼ばれる酵素を分泌し皮脂から遊離脂肪酸を作り出します。

この遊離脂肪酸が酸化することで、私たち人間の皮膚にとって刺激の強い有害な物質、過酸化脂質が出来上がります。過酸化脂質は毛穴の中にも当然入り込みます。すると髪の毛と頭皮のつなぎ目である毛根部分の皮膚を炎症させ抜け毛・薄毛を進行させていきます。つまり、大量の皮脂とマラセチア菌がセットとなり脱毛が進行させてしまう症状が脂漏性脱毛症なのです。

適度な皮脂は人間にとって、外部刺激から皮膚を守り、保湿機能を高めたりしてくれますが、過剰な皮脂の分泌は脂漏性脱毛症の原因となってしまいます。皮脂分泌が過剰になっていしまう原因としては、食生活の乱れや強いストレスなどがあげられ、これらは皮脂腺を発達させ皮脂の分泌量が必要以上に増加させる場合があることがわかっています。

脂漏性脱毛症【しろうせいだつもうしょう】への対策

脂漏性脱毛症は強い痛みや痒みが伴う場合すぐに皮膚科にて診断、治療を行なう必要があります。放置していくと皮膚の状態が悪化するとともに脱毛がどんどん進行することになります。

自分自身で行なえる対策

脂漏性脱毛症は原則皮膚科での診断・治療が必要な脱毛症ですが、自分自身でも改善・予防することが可能です。ポイントは皮脂量のコントロールです。

脂漏性脱毛症は必要以上に分泌された皮脂が原因になっているので、皮脂の量を減らしてあげることで改善することが可能です。例えば、皮脂の分泌量はストレスと関係があるので、ストレスフリーな生活を心がけたりまた、バランスの良い食生活をおくることでも皮脂の分泌量を抑えることが可能です。

具体的には、魚介類や緑黄色野菜・豆類、海藻類やきのこ類などのビタミンB郡や食物繊維を意識した食生活をおくると良いでしょう。逆に脂肪分を多く含む肉類やスナック菓子などは脂漏性脱毛症を悪化させてしまう可能性があります。

また、日頃の洗頭でも脂漏性脱毛症を改善することが可能です。
その際、刺激の強いシャンプーで洗頭するのではなく、低刺激のアミノ酸系のシャンプーで洗頭すると良いでしょう。ただし脂漏性脱毛症だからといって洗髪で皮脂を取りすぎるのは危険ですので注意しましょう。正しいシャンプーの仕方については、若はげを防止するためのシャンプーのやり方で、アミノ酸系のシャンプーについては、シャンプーの(洗浄成分)種類と若はげにおすすめなシャンプーで説明しています。

繰り返しになりますが、本来皮脂は肌を外部刺激から守ったり、保湿機能を高める重要な働きがあります。つまり皮脂を取りすぎることにより、頭皮が外部刺激から弱くなったり乾燥肌になる可能性があります。また、皮脂の量が少ないと脳が判断するとそれを補うためにさらに過剰な皮脂分泌を始め脂漏性脱毛症をさらに悪化させてしまう場合があります。

自身での予防は、生活習慣の改善やストレスフリーな生活を心がけるなど基本的なところまでに留め、本格的な治療は皮膚科などの専門医に任せるようにしましょう。

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