はげ治療にかかる費用と保険について

治療費イメージ画像医学が非常に発達した昨今、はげ治療は劇的に進化し多種多様なはげ治療方法が存在します。

はげ治療の種類は後程紹介していきますが、どの方法でも治療効果は各段にUPしてきています。ですが、抜け毛や薄毛に頭を抱える人は未だに多くはげ治療に踏み切れていない人も少なくありません。はげ治療に踏み切れない理由はたくさんありますが、一番の障壁はその治療費用ではないでしょうか?

また、【はげ治療に保険が適応されるのか?されないのか?】非常に気になるところだと思います。今回は、はげ治療の種類ごとに必要な費用、そして保険についてまとめていこうと思います。では早速はげ治療にかかる費用と保険について紹介していきます。

社会保険の種類とその内容

保険は国が主体で行っている公的保険と民間が行っている民間保険の2つに大別されます。その中でも公的医療保険は(外国人も含めて)1年以上日本に在住する全ての人が加入することになっていて、この制度のことを【国民皆保険制度】と呼びます。

公的医療保険は職域保険と地域保険に別れ、職域保険はその名の通り職業によってその制度と被保険者つまり、保険の保障を受ける人が異なります。そして、地域保険は各市区町村が個別に運営する保険制度で、具体的には国民健康保険や後期高齢者医療制度などがあげられます。下記に公的医療保険について表にまとめています。

公的医療保険
制度の名称 被保険者 自己負担割合 備考
職域保険 健康保険 会社員 義務教育就学前
【2割負担】
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義務教育就学以降~70歳未満
【3割負担】

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70歳以上
【2割負担※高所得者は3割負担】
船員保険 船員
共済組合 国家公務員
地方公務員
教職員
国家公務員共済組合
地方公務員共済組合
共済組合
地域保険 国民健康保険 自営業・専業主婦
後期高齢者医療制度 65歳以上で一定の障害がある場合
75歳以上の場合
原則1割負担
高所得者は3割負担

日本の公的医療保険は大まかに上記のように制度や被保険者など細かく区分されていますが、医療費の自己負担額は大きなくくりとしては基本的には同じとなっています。表の中で赤字で強調していますが、はげ治療を考える年齢というのは人それぞれですが、ほとんどの場合は薄毛や抜け毛が増加する10代後半~20代前半となるため、【義務教育以降~70歳未満-治療費の3割負担】ではげ治療ができるのかどうかというところがポイントになってくるのです。

実際に社会保険は、はげ治療に適応される?

結論から言ってしまうとほとんどの場合、はげ治療は公的医療保険つまり社会保険は適応されません。そのため、病院や専門のクリニックに相談すると「保険証の提出は不要です。」と言われる場合がほとんどでしょう。

理由は【はげ】が進行して悪化してしまっても日常生活に支障がない為となっています。【はげ】について真剣に悩んでいる人にとっては聞き捨てならないセリフですね。社会保険と健康保険は本来の意味合いは同じではないにもかかわらず、総称として健康保険と呼ばれているところからもわかるように、社会保険(健康保険)は健康であるための保険となります。

つまり、日常生活に支障がでるような病気や怪我などの場合に適応される保険で、逆に言ってしまうとそれ以外は適応されない保険ということになります。現在の日本の法律の解釈では、はげの進行は特別な場合を除いて老化と同じ一種の生理現象と位置づけられています。老化は病気ではありません。美容・整形クリニックなどの利用で保険が適応されないのと同じように、はげの治療も保険が適応されないのです。

その他にも人間ドックや健康診断、正常分娩や不妊治療、歯列矯正なども公的医療保険制度の枠組みから外れているため、保険適応外となっています。

このように原則はげ治療は健康保険などの公的医療保険が適応されないので、治療費が丸々経済的負担になってしまうのです。はげ治療は時間との戦いでもあり長期的に治療し続ける必要があります。もちろん長期戦になればなれば治療費が膨れ上がっていくので、自身の経済状況を見極めながら治療法方を選んでいく必要があります。

はげ治療に公的医療保険が適応されるケース

はげ治療について少し付け加えるとすれば、同じはげ治療でも自己免疫病と呼ばれ強いストレスを受けることで発症率を上げてしまう円形脱毛症や、過剰な皮脂分泌がきっかけとなり発症してしまう脂漏性脱毛症などでおこる【はげ】は老化などの生理現象とは異なるとして保険が適応されるケースが多いです。

円形脱毛症については、【円形脱毛症】で、脂漏性脱毛症については【脂漏性脱毛症フケの正体!!原因は何?】で説明しています。では、実際にはげ治療の種類とそれぞれにかかる費用について大まかに紹介してきます。

はげ治療の種類と実際に必要な費用

保険が適応されないと、ますます【はげ治療】に必要な費用が気になってきますね。ここからは、はげ治療の種類とその費用についてまとめていきます。

はげ治療専門病院・クリニック

はげ治療専門病院・クリニック
概要 はげ治療のみを目的としたはげ治療専門病院です。はげ治療の種類は多種多様ですが、もっとも効果的・効率的なのがはげ治療専門病院となります。
◎◎◎
治療内容は、はげ専門の治療薬とも言える【プロペシア】【ミノキシジル】などを含めた内服薬や外用薬の処方。また、各専門病院が独自に開発したオリジナル薬など。その他にも頭皮に直接、毛髪再生・成長因子を注入【注射】するメソカクテルやハーグ(HARG)療法、自身の後頭部などの健康な髪の毛を薄毛の部分に移植する植毛などがあります。
費用/月 約10000円~30000円程度/月 ※治療内容により大きく異なります。
ハーグ(HAEG)療法の場合100000円~150000円/回
植毛の場合で100000円~150000円/100本
程度必要となります。
メリット 本気で【はげ】を克服したいのなら断然はげ治療専門病院・クリニックがオススメです。はげる原因は人それぞれ違いその対処方法もそれぞれ異なるため、自分自身ではげ対策を講じても思っている結果を得ることが難しいのが実情です。当たり前のことではありますが、プロの目で判断・治療してもらうことが、はげ治療の近道となります。
デメリット デメリットは大きく3つです。
一つ目が治療費です。他の治療法と比べると最も髪の毛が増えることが期待できますがその分治療費が高額になってしまいます。二つ目が時間です。これは他の治療法にも当てはまることなのですが、はげの治療は時間がかかります。三つ目が専門病院の当たりハズレです。残念なことですが、男性の【はげ】の悩みにつけこみ、法外な治療費を請求してきたり、高額な治療費がかかっている割に治療効果を得ることができないような専門病院も少なからず存在しますので、専門病院は慎重に選択するようにしましょう。最後にオススメの治療専門病院・クリニックを紹介します。
オススメ 薄毛・抜け毛・男性型脱毛症は【AGAスキンクリニック】

はげ治療専門ではない一般病院

はげ治療専門ではない一般病院
概要 以外に知られていないのが、このはげ治療専門病院以外つまり、一般的な病院・皮膚科などのはげ治療です。はげ治療は一般的な病院でも受けれる場合があります。
◎◎◎
治療内容は、はげ治療の内服薬として唯一厚生労働省に認可されたプロペシア(成分名:フィナステリド)の処方のみとなる場合が多く、専門病院で行うような、遺伝子検査や血液検査その他髪の毛が増えることが期待できるような独自の治療法などはありません。
費用/月 7000円~12000円程度
メリット 専門病院ではないが、医療機関であるため安心して治療を行うことができます。治療費も安く気軽に治療を始めることができます。劇的な改善は期待できませんが、「これ以上はげが進行しないように・・・」という現状維持を目的とする場合には適しています。
デメリット メリットで記載していますが、一般病院でのはげ治療は【はげ】を改善するのではなく【はげ】の進行を抑えるということに重点がおかれています。つまり髪の毛が増えるような効果は期待できないということになります。そもそも一般病院ははげ治療(プロペシアの処方)を行っていない場合も多いです。一般病院でのはげ治療を考えるのであれば、自分が来院する予定の病院にはげ治療(プロペシアの処方)を行ってくれるかどうか事前に調べておくと良いでしょう。

育毛サロン

育毛サロン
概要 各企業独自のノウハウで育毛に取り組んでいるのが育毛サロンです。はげ治療専門病院やクリニックと同様に頭皮改善や育毛についての専門サロンとなるため、これらの知識は一般の病院と比べると遥かに豊富です。TVCM等で大々的な広告を展開している【アートネイチャー】【アデランス】【リーブ21】等はすべて育毛サロンとなります。
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治療内容は、丁寧なカウンセリングから始まり、独自の機材・技術を使用した頭皮洗浄やマッサージによる頭皮の血行改善。髪の毛の成長に必要な栄養をサプリメントや育毛剤などで補給。シャンプーやトリートメントも髪の毛や頭皮にとって良いものが揃えられています。ただし、育毛サロンは医療機関ではないため、医薬品を取り扱うことができないため、AGAの特効薬と呼ばれるプロペシアの処方はできません。
費用/月 30000円~100000円程度
※施術内容により大きく異なります。内容によっては10万円/月以上になる場合もあります。
メリット 専門の医療機関と比べると比較的店舗数が多く近場で育毛サロンを探すことができます。また、医薬品を使わない(使えない)為よりナチュラルな育毛効果を期待することができます。その他にも育毛サロンは育毛の為ではありますが、食生活や生活習慣改善の指導がある為育毛以外の身体全体の健康に関して大きなメリットがあると言えます。
デメリット そもそも【はげ】の治療には時間が必要になりますが、育毛サロンはプロペシアなどの医薬品が使用できないため、【専門病院】【一般病院】と比べさらに施術期間が長くなる傾向があり、その分施術費用も高額になってしまいます。また、【はげ】の原因が頭皮環境の悪化や血行不良・髪の毛の栄養不足等をメインとしている場合は育毛効果が期待できますが、AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)が主として【はげ】の原因となっている場合は育毛効果が期待できない場合があります。その場合、プロペシア等のフィナステリドが含有されている医薬品を医療機関である病院で処方してもらったり、インターネット通販で購入必要があります。
大手育毛
サロン
アートネイチャー
アデランス
リーブ21

個人輸入【インターネット通販】

個人輸入【インターネット通販】
概要 インターネット通販で、海外からはげ薬を購入する方法です。日本で認可されているプロペシアを始め、海外では様々なはげ薬が販売されています。これらの多くは海外では認可されているものの、日本国内では安全性が確認できていないなどの理由から購入できません。これを可能にするのが個人輸入です。
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個人輸入といっても、直接海外のショップで購入するわけではなく、輸入品を専門に扱う通販サイトを利用することで、はげ薬を購入します。感覚としては、【楽天】や【Amazon】といった通販サイトとさほど変わりません。もちろん表記も日本語です。治療薬自体を安く購入できることはもちろん、診察代などがないため、【はげ】の原因と治療薬がマッチングすれば、コストパフォーマンスはかなり良いものとなるでしょう。
費用/月 2000円程度~
メリット 概要でも記載している通りインターネット通販での、はげ治療薬の購入は他の治療方法と比べると圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。月額の治療費の安い一般病院でも1ヶ月10000円程度かかりますが、個人輸入は1ヶ月2000円程度~と一般病院の約1/5程度の費用で、はげ治療することが可能となります。またインターネット通販となるため、家にいながらはげ薬を購入することができ時間も無駄にしません。
デメリット 良いことばかりのように感じてしまう個人輸入ですが、注意しないと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。まず第一に悪質な業者が少なからず存在するということ。顔と顔を合わせないインターネット通販を利用し、有効成分を(ほとんど)含まない治療薬を販売、ひどい場合、健康被害をもたらすような薬物が送られてくるケースがあると報告されています。通販サイトは自身でしっかりと情報収集をし、実績のある個人輸入業者を選ぶようにしましょう。
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第二にいろいろな意味で安心がないということ。治療薬は安く購入することが可能ですが、医師に診断され処方されている訳ではない為、そもそも自身にその治療薬が適しているかどうかが不明です。また、どのような薬にも副作用が存在します。仮に副作用がでたとしても、治療薬を購入した通販サイトなどで相談することはできません。はげ治療薬を個人輸入し使用することは全て自己責任になるということを覚えておきましょう。最後に当サイトでオススメさせていただいている、はげ薬通販サイトを紹介しておきます。
オススメ
通販サイト
オオサカ堂

まとめ

このように、【はげ】の治療はその種類により大きく治療内容と治療費が異なるので、自身の脱毛進行具合や経済状況を把握しながら自分にあった治療方法を選択していくことが非常に重要になってきます。

その中でも特に上手に利用していただきたいのが、はげ治療薬の個人輸入(インターネット通販)です。個人輸入のデメリットで紹介させていただいている通り個人輸入は粗悪な治療薬の流通や医師の診断・処方がないことの不安感が大きな問題となります。逆にこの2つをクリアできれば個人輸入は、時間的・経済的にとても有効な手段と言えます。

1つ目の粗悪な治療薬については、信頼できる個人輸入通販サイトを利用することでクリアできます。そういった意味でも信頼と実績のあるオオサカ堂は【はげ薬】通販サイトととしてとても評価の高い個人輸入サイトとなっています。

2つ目の個人輸入の不安感についてですが、これにも解決方法があります。まず、いきなり個人輸入で【はげ薬】を購入するのではなく最初は専門病院や一般病院で自分にとって必要な治療薬を処方してもらうようにします。ある程度通院し自分に必要な【はげ薬】がわかれば、病院から個人輸入に切り替えることで、自分に必要な【はげ薬】を安く安心して購入することが可能になります。専門病院の場合治療プランや治療薬以外の独自の施術方法があるため、簡単に個人輸入に切り替えることができない場合がありますが、一般病院の場合、そのほとんどが治療薬の処方のみになります。どうせ治療薬をもらうだけなら個人輸入で購入した方が、時間的・経済的に良いでしょう。

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