朝シャンは【はげ】の原因に?

シャンプーを行うことは髪の毛や頭皮の健康を保つためにとても重要なことです。ただし、【シャンプーの種類】【シャンプーの仕方】【シャンプーを行う時間帯】など全てに良し悪しがあり、何も考えず無意識にシャンプーを行っていると【はげ】の原因になってしまう可能性があります。ここではその中でも【シャンプーを行う時間帯】特に[朝に行うシャンプー=朝シャン]に注目してみたいと思います。

朝シャンの歴史

朝シャンイメージ画像朝シャンとはその名の通り朝に行うシャンプーのことを言います。

「朝シャン」という言葉は1986年に放映された化粧品会社である資生堂のCMキャッチフレーズが発端となります。当時「朝シャン」をすることで朝のスタイリングがしやすくなるシャンプーとして【モーニングフレッシュ:商品名】が発売開始。

昔も現在も流行に敏感なのが女子高生です。朝シャンは【朝お風呂に入る爽快感】【寝癖が簡単に直せる】【通勤・通学時にシャンプーの良い香りがする】などの理由や当時「朝シャン」CMに出演していた斉藤 由貴さんの人気も相まって女子高生を中心に急速に日本中に広がっていきます。その広がりは流行語大賞に選ばれるほどに加速し、その当時実に3割程度の人が朝シャンをしていたというデータも残っています。

朝シャンは女性だけに留まらず男性にも広く認められ流行初めます。この頃になると、お風呂に入らなくてもシャンプーができる【シャワー付き洗面台】や忙しい朝のシャンプーを手助けする吸水性の高い【朝シャンタオル】の人気が高まります。

約30年の時を経て朝シャンブームは去りましたが、習慣化された朝シャンは根強く残っており、今でも若い世代を中心に朝シャンをしているという人は少なくありません。

朝シャンは、はげる?

ではいよいよ本題に入ろうと思います。朝シャンは【はげ】の原因になってしまうのでしょうか?【夜にするシャンプー=夜シャン】と比べてみようと思います。

先に結論から言ってしまうと、朝シャンは夜シャンと比べ圧倒的に【はげ】のリスクが高くなってしまう傾向があります。【はげ】を気にするのであれば朝シャンは避けるようにしましょう。ではその理由を細かく紹介していこうと思います。

朝シャンで【はげ】てしまう原因
  1. 朝はとにかく時間が無い
  2. 庇護膜の形成が間に合わない
  3. シャンプー剤が毛穴に詰まりやすい
  4. 朝シャンをするので夜シャンをしない

1.朝はとにかく時間が無い

これは他の3点と違い唯一自力で何とかできる問題となりますが、それでもなかなか難しい問題です。朝は学校登校や仕事の出勤など時間的な制約があるため、どうしてもせわしなくなってしまいます。

今まで【若はげを防止するためのシャンプーのやり方】などで散々紹介してきましたが、簡単にシャンプーといっても、はげない為のシャンプーやヘアドライをきっちりしようとすると案外時間がかかります。朝の忙しい時間帯これらをきっちりできるかと言われると、ほとんどの方は難しいと思います。

例えば、はげ予防を意識している数日間は朝シャンの時間を十分にとることができると思います。ですが、これが毎日となるとどうでしょうか?大抵の人は時間に追われシャンプー剤のすすぎ残しがあったり、洗いが雑になり頭皮や髪の毛を傷つけてしまう場合や、ヘアドライが甘くなったりします。これらは頭皮の炎症や雑菌の繁殖を誘発してしまい【はげ】を進行させる原因になってしまう可能性があります。

2.庇護膜の形成が間に合わない

頭皮や髪の毛は基本的に庇護膜と呼ばれる皮脂のバリアによって様々な外部刺激から守られています。この外部刺激には大気中に含まれるチリや誇り等などによる髪の毛に対する摩擦や紫外線、また頭皮に悪影響をもたらす雑菌やウイルスなどが含まれています。皮脂の庇護膜はこれらの外部刺激から頭皮や髪の毛を守る重要な役割りがあるのです。

ただ、庇護膜はシャンプー剤で洗い流されてしまうため、シャンプー剤を使用した後は髪の毛も頭皮も外部刺激から無防備な状態になってしまいます。これは朝シャンに限らず夜シャンでも同じことが言えるのですが、夜シャンの場合余計な外出も少なく後は就寝という方が多く、髪の毛や頭皮にかかる負担が小さく、仮に外出したとしても夜の紫外線はとても弱く髪の毛や頭皮へのダメージを最小限に抑えることができます。ただ朝シャンの場合はこのようにはいきません。

朝シャンの後は、通勤や通学で外出する人がほとんどだと思います。すると庇護膜が機能していない髪の毛は髪の毛どうしの摩擦や紫外線の影響を強く受けてしまい、頭皮や髪の毛に思わぬダメージを与えてしまう可能性があるのです。

ちなみにシャンプー剤などの影響で皮脂の庇護膜がリセットされると、新たに庇護膜が形成されるまで最低でも3時間程度は必要とされています。そのため、髪の毛のことを考えるのであればシャンプー後は3時間程度外出を避けるようにしたほうが良いでしょう。

3.シャンプー剤が毛穴に詰まりやすい

シャンプー剤は洗い流すことを前提に開発されている洗浄成分です。逆に言うと、すすぎ残しがあり洗浄成分が頭皮に残留してしまうと、様々な頭皮トラブルの原因となり、【はげ】が進行してしまう可能性があります。そのためシャンプー剤のすすぎはとても重要度の高い工程と言えます。

ここで問題になるのが、朝シャン時のシャンプー剤の残留のしやすさです。先ほども説明させていただいた通り朝は時間に追われる為、「洗い」「すすぎ」共に雑になるケースが多く洗浄成分が頭皮に残留しやすい環境と言えます。残留しやすい理由はこれだけではありません。

寝ている間というのは、体温調整の為の発汗や皮膚の乾燥などにより毛穴が開いている状態になっていることが多く、この状態が朝起きてもしばらくの間続いている場合があります。毛穴が開いているということはシャンプー剤が毛穴の奥まで入りやすく、逆にすすぎの時にシャンプー剤が残留しやすい状況を作り出してしまいます。そのため、朝シャンは夜シャンと比べより念入りなすすぎが必要となってきます。

4.朝シャンをするので夜シャンをしない

朝シャンの習慣があると、「どうせ朝するから・・・・」と夜シャンをしないケースがどうしても増えてきます。夜シャンは【はげ予防】の観点から考えるととても大切で夜シャンをしない(少なくする)することで【はげ】が進行してしまうケースがあります。

まず、最初に知っておいてほしいのが、夜の22時~2時頃の時間帯が髪の毛に与える影響です。この時間帯は「肌や髪の毛のゴールデンタイム」と呼ばれていて、1日の中で最も肌の再生や髪の毛の成長を促す時間帯と言われています。そのため、1日の中最も髪の毛の成長を邪魔しない状態を整えておく必要があります。この状態を作り出す条件の1つに夜シャンがあるのです。

頭皮は身体の中で最も皮脂腺が多い場所です。その量は元々皮脂の分泌量が多いTゾーン(鼻や額など)の2倍とも言われています。もちろん皮脂腺の量に比例し皮脂分泌量も多くなります。皮脂は頭皮を紫外線などの外部刺激から頭皮や髪の毛を守るという大切な働きがあるため、それ自体は悪者ではありませんが、皮脂は人体から分泌されている以上生ものです。時間が経過するにつれ古くなり酸化してしまいます。酸化した皮脂は頭皮にとって刺激が強く、臭いを発生させたり頭皮にへばりつき新生毛の成長を阻害してしまう可能性があります。

そのため、頭皮や髪の毛のことを考えるのであれば、古くなった皮脂はいったん洗い流して頭皮環境をリセットした状態で夜の22時~2時を迎えてあげるのが良いと言えます。皮脂は寝ている間にも分泌されるため、朝起きた時には新しい新鮮な皮脂のバリアが形成されています。

また、夜シャンによる頭皮のマッサージ効果や入浴によるリラックス効果などで、ストレス緩和や血流の改善なども期待できます。もちろんこれらもゴールデンタイムの成長ホルモンの分泌を促したり、髪の毛の成長を促進させることが期待できます。

このように【夜シャン】には同じシャンプーでありながら【朝シャン】にはないメリットがたくさんあるのです。

どうしても朝シャンをしたい場合

どうでしょうか?朝シャンをすることで【はげ】のリスクを上げてしまうことをなんとなく理解していただけましたでしょうか?髪の毛や頭皮にとって「夜シャンはしっかりして」「朝シャンはしない」これが最も良いスタイルであることを覚えておきましょう。

ただし、「今までの生活習慣でどうしても朝シャンをしたい。」「仕事の都合上、どうしても朝にしかシャンプーできない。」という人もいると思うので、ここからは【はげ】のリスクを下げる朝シャン方法について紹介していきます。

朝シャンの【はげ】リスクを低減させる方法
  1. 洗浄剤を少なく、もしくは全く使わない
  2. アミノ酸系洗浄成分を使用したシャンプーを活用
  3. アウトバストリートメントで髪の毛を保護

1.洗浄剤を少なく、もしくは全く使わない

朝シャンで【はげ】のリスクを上げてしまう、大きな理由の1つに朝シャンによる皮脂の取り過ぎがあげられるのは先ほど説明させていただいた通りです。特にドラックストアなどで販売されている一般的なシャンプー剤のほとんどは洗浄成分が強力で頭皮に必要な皮脂を根こそぎ洗い流してしまう可能性があるのです。

これを防ぐためには、極端にシャンプー剤の量を減らしてあげたり、もしくは全くシャンプー剤を使わない、いわゆる湯シャンが非常にオススメです。

若はげを防止するためのシャンプーのやり方でも説明しているように、「ブラッシング」やシャンプー前の「お湯かけ」をしっかりすれば、大抵の汚れは流れ落ちるので朝からシャンプー剤をたくさんつけて頭をゴシゴシする必要はありません。

朝シャンをするのであれば、「汚れを落とす」のではなく「皮脂の庇護膜(バリア)を取り除かない」ということを念頭に置くことが大切になってきます。

2.アミノ酸洗浄成分を使用したシャンプーを活用

アミノ酸系シャンプーの活用も前述と同じで、「皮脂の庇護膜(バリア)を取り除かない」ための対策です。

アミノ酸系シャンプーは頭皮や髪の毛にとって低刺激で洗浄成分がとても優しいことが特徴のシャンプーです。はげ対策をするのであれば、最も使用していただきたい種類のシャンプーと言えます。朝どうしてもシャンプー剤を使用したいのであれば、アミノ酸系シャンプーを使用するようにしましょう。

ここでアミノ酸系シャンプーについて説明しだすと長くなってしまうので、アミノ酸系シャンプーについてはシャンプーの(洗浄成分)種類と若はげにおすすめなシャンプーをご確認お願いします。

3.アウトバストリートメントで髪の毛を保護

上記で説明している1)、2)のような対策を施せば、皮脂膜のバリアを根こそぎ取り除いてしまうようなことは無くなりますが、それでもやはりバリア機能は低減してしまいます。ここで頼りになるのが、アウトバストリートメントの存在です。

以前、ブログの方で記事(女性だけじゃない!【はげ】に悩む男性もアウトバストリートメントを!)にしていますが、アウトバストリートメントには、髪の毛を修復したり紫外線などの外部刺激から髪の毛を保護する働きがあります。

ただし、アウトバストリートメントはあくまで髪の毛に作用するもので頭皮に作用するものではありません。やはり頭皮保護の観点からいうと、皮脂腺から分泌する新しい新鮮な皮脂膜のバリアに頼らざるを得ないでしょう。

まとめ

語弊がないよう先に言っておくと、【朝シャン=髪の毛が抜ける】という訳ではありません。朝シャンをしていてもフサフサの人はたくさんいます。また、朝シャンをすることで「寝起きがすっきりする」「髪の毛のセットがしやすい」「朝からシャンプーの良い香りがする」などのいくつかのメリットも存在します。あくまで【朝シャン=髪の毛が抜けるリスクを上げてしまう可能性がある】ものであるということを覚えておきましょう。

ただ、「朝シャンをしない」ことを始め「シャンプー剤を見直す」「生活習慣を改善する」「日々の食事を改める」などの、【はげ】のリスクを上げてしまう可能性を少しでも下げる。こういった日々の積み重ねが【はげ予防】にはとても大切になってきます。

はげとシャンプー 記事一覧
  1. シャンプーで何を洗いますか?
  2. 若はげを防止するためのシャンプーのやり方
  3. シャンプーブラシで【はげ】予防
  4. シャンプー後はリンス・コンディショナーを!!
  5. シャンプーの(洗浄成分)種類と若はげにおすすめなシャンプー
  6. 低刺激で洗浄力が高い石鹸系シャンプーの特徴!!
  7. 洗頭の最終工程!【はげ】ない為の髪の毛の乾かし方
  8. 朝シャンは【はげ】の原因に?
  9. 湯シャンは【はげ】を予防できる?

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